プロスノーボーダー藤森由香さんにインタビュー！

長野県出身の藤森由香さんは、16年以上日本代表に所属し、冬季オリンピックに４大会連続で出場しており、すべてのスポーツ界においてあまり経験することが出来ない素晴らしい偉業です。

スノーボードクロス、ビッグエア、スロープスタイルで数々の世界大会に参加したことでも注目を浴びています。今後は、旅と撮影に焦点を当てた新しいスノーボードの目標を追求するため、競技から引退することを決意しました。たくさんの雪が降り続いた１２月。絶好のパウダーコンディションを満喫している合間に、藤森由香さんは私たちのインタビューに答えてくれました。

スノーボードは何歳から始めましたか？始めたきっかけは？
藤森: ７歳（小学一年生）でスノーボードを始めました。きっかけはスノーボードショップを経営する父の影響です。

北海道で一番好きなスキー場はどこですか？その理由は？
藤森: 一番を決めるのは難しいですが、あえて自分の滑ったことがある場所であげるのであればルスツとニセコです。ルスツは色々な地形やマッシュが育つとジャンプして楽しむポイントが沢山あるところ。ニセコは普段は国内外からのお客さんでとても賑わっていてパウダーにありつくには朝早くから並ばなければいけないけれど、山が広くてロングライディングを楽しめるし、ピークが開いたら登ってバックカントリーを味わえる。何気にニセコ のナイターは滑りごたえがあるのでとても気に入っています。

ニセコの魅力は？
藤森: 四季の景色は絶景。山やパウダースノーはもちろんの事ですが、街での経験や体験もとても新鮮。さらに面白いのが、ニセコは様々な国からお客さんが集まるので交流を通して英語の勉強になるところも他にはあまりないかなと思う。日本にいながらプチ留学をしているような感覚を体験できます。

ニセードのコンドミニアムでの滞在はいかがでしたか？
藤森: 今回の滞在でThe Maples NisekoとThe Vale Nisekoに宿泊しました。どちらの物件もローケーションはスキー場から歩いていける距離なので車がなかった私には助かりました。キッチンは必要なものは大体揃っているので外食を避けたい時にとても助かります。歩いてすぐの距離にコンビニエンスストアがあり、食材を仕入れるのも心配ありませんでした。洗濯機もついていたので中長期の滞在にも助かります。朝からナイターまで滑っていたので疲れた体をThe Vale Nisekoの温泉で温めて、朝食は温かい食事を提供していただき、ニセコでの時間がとても充実しました。

スノーボードを続けていくうえで次の目標は？
藤森: オリンピックを目指す上で得た事を活かしてスノーボードの幅を広げ発信していきたい。近い目標で言うと、自身の映像を作ってみたいです。

オリンピックに４大会連続で出場していますが、オリンピックの経験と一番好きなところは？
藤森: 長い間人生の目標をメダルにかけました。その目標は叶いませんでしたが、大きな目標を持ってそれに挑む姿をメディアを通して誰かに見てもらえ、誰かの心につながった事がとても嬉しかったです。自分自身も五輪を通してたくさんの目に見えない大切なものを手に入れる事ができたと思います。

年間を通して体力づくりをする為にどのようなトレーニングをしていますか？
藤森: 今まではジムで筋トレばっかり。でも最近はヨガ、クロスフィットトレーニング等や、山登りやスケートボード、最近はサーフィンを始めて動きの中で体を作るようにしています。夏はkingsというジャンプの練習施設で感覚を養っています。

滑りに行く前はどのようなウォーミングアップをして準備しますか？
藤森: その日のコンディションにもよりますが、動的ストレッチをしています。

これからスノーボードを始める人々にメッセージを
藤森: 初めは転ぶことも多いし、痛いし、寒い、パウダーなんて埋まるし大変（笑）。でも自分のレベルにあった友達を見つけて滑りに行くといつの間にか上達している。まずは転び方をちゃんと学ぶといいかも！初めの壁を抜けると楽しさに変えてくれるスポーツです。自然の中で体を動かす気持ち良さを味わえるし。私も不定期にレッスンやイベントを開催しているので、上達する楽しさを一緒に体験しましょう。